雑記・下ネタ

【感動の再開】セネガルでラグビー教えてた生徒がセネガル代表になってケニアに試合しに来た話

 

皆さんはどんな時に涙を流しますか?

身近の人が亡くなった時、そうですよね。涙は悲しい時に出ますよね。

他は感動する映画、もしくはドラマなど見た時。涙が出るときありますよね。

 

人に会っただけで涙が出た時ってありますか?

実は最近むちゃくちゃ泣いてしまったんです(笑)

大人になってからこんなに涙を流すなんて思いもしなった。今日はそんな涙のエピソードを話したいと思います。

ラグビー

私は小学校1年生から大学卒業までの16年間、ずっとラグビーに打ち込んできた。

人生のほとんどがラグビー、ラグビー、ラグビー。

高校生の時は、高校ラガーマンの憧れの地「花園」にも出場した。

大学にもラグビーの推薦で入学し、怪我の日々も多々あったが、楽しくラグビープレイヤー人生を終えることができた。

「大学卒業後は教師になる!」などと思っていたが、

「このまま教師なるより、もっと広い世界見てから教師なった方が人生もおもろなるし、生徒にも良い影響与えれんちゃうか?」と考え、

いつしか海外での生活を夢見ていた。

そんな時、ネットを見ているとあるページに目が止まった。

アフリカのセネガルでラグビーを教えませんか?

これや。と思い、応募、面接を経てセネガル行きが決定した。

いざ、セネガルへ

派遣期間は2016年1月~7月。ミッションはセネガルラグビーの向上。

いくつかのチームを巡回し、スキル指導。セネガル19歳以下代表の選考合宿に帯同したりと、充実したセネガル生活を送っていた。

慣れない生活の中で優しく接してくれるセネガル人。今やそんなセネガル人が私は大好きである。

1人の高校生

その中でも、誰よりも親しくしてくれたのが、高校生のイブライマだ。こいつが本当お調子もんで周りの人に笑いを巻き起こす最高な奴だった。


彼女何人いんの?聞くと

18人!!1人ずつ女の名前を丁寧に教えてくれるイブライマ。そう、彼は女の子にモテモテなのである。(バッグのセンスは謎だが)

練習風景を撮っていると、

Babacar(私のセネガルネーム)~~NINJA(忍者)~~」などと言って練習中にふざけたりもする。※写真の中央がイブライマ

しかし、そんなおふざけも時には度が過ぎる時もある。

19歳以下代表の合宿中、ある日1人で泣いていて、練習に参加しなかったのだ。

そっとしておこうと思った私だが、何故泣いているのか気になって仕方がなかった。

親の不幸があったのか。彼女にでもフられたのか。と私は想像していた。

仕方なく周りの選手に

「何故イブライマは泣いているの?」と聞いてみたところ、

「あ~あいつ練習前にこの街に住む女の子ナンパして連絡先聞いてたのがスタッフにバレたんだよ~それで練習できなくなっちまったゲラゲラ~~!!」

笑いが止まらなかった。 イブライマらしいな(笑)

高校生離れしたラグビーセンス

しかし、そんな彼は俺が見る限りラグビーセンスはピカイチだ。

若干17歳にして19歳以下の選考合宿にも参加しているもんだから。

そして、努力家。

イブライマは練習パートの合間にに1人、自主的に筋トレをする。腕立て、腹筋、背筋。

日本ではあまり見ない光景なので印象に残っている。彼の身体はムキムキであった。


お調子もんやけど、プレーは別格。いつかすげープレイヤーなってほしいな~と彼にあらゆるスキルを教えた。

セネガルを発つ

イブライマを含め数多くのセネガルラガーマン達と過ごした日々。

本当にセネガルに来て良かった。みんなと会えてよかった。またいつか会えるといいな~などと寂しく思い、私のセネガルラグビー生活は幕を閉じた。

そして時が経ち1年。私は再びアフリカの地へ舞い戻っていた。

場所はケニア。 同じアフリカとだけあってどうしてもセネガルと比べてしまう。

ああ~セネガル人の方が優しかったな~」などとセネガルでの思い出をしみじみ思っていた。

そんなある日、ある一つの情報が私の耳に入ってきた。

その情報が確かなのか、私は慌ててネットで検索すると以下のように書かれていた。

2017 

 – RUGBY Africa Gold Cop – 

Nairobi  07/15

SENEGAL VS KENYA

おおおおおおおおおおお!!

セネガル代表がケニアに来るんか!!

これは見に行くしかないっしょ!!と慌ててチケットを購入した。

試合当日

小学生のときの遠足当日のようなワクワク感。


会場に着き、お祭のような会場の雰囲気に更にワクワクは増す。

ウォームアップをする両チーム。

スタンドから遠いセネガルチームの選手をじっと見ていると、1人の選手が私に向かって叫んだ。

Babacar(ババカール)

どこか聞きなれた声

そう、私の名前を叫んだのはあのイブライマだった。

ニコニコしながらこちらに駆け寄るイブライマ。

 

1年ぶりの再会。涙がボロボロ出た。

ただ人に会っただけで涙出るなんて自分でもビックリした。

あのイブライマが。。。

あのお調子もんだったイブライマがセネガル代表に選ばれているってこと。

本当に嬉しかった。
 

試合終了

結果は残念ながらセネガルはケニアに負けてしまった。

しかし、彼らはハッピー な奴らばかりだ。負けて悔しいけど踊ろうぜー!!と会場に流れる音楽に合わせて踊る選手たち。

こーゆーとこ。こーゆーところが好きやねんなー本当に。

まとめ

セネガルでの生活から一年が経過。目の前のことだけで精一杯やったセネガルでの生活。

今までやってきたラグビーを教えてるけど、ためになってんのかな?俺必要あんのかな?って思うときもあった。

しかし今回の再開で、俺がセネガルに行った意味はあったのかなと思う。セネガルに行って本当に良かった。と心の底から思った。

世界で過ごす皆さん。

色々と悩んでいませんか?

こんな遠い所まで来て、意味あんのかな。とか

みんなの役にたってんのかな。とか

You can’t connect the dots looking forward you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

訳:点と点は、先を見ながら結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶことしかできない。だから、いつかその点は何らかの将来に結ばれると信じなければならない。

By. スティーブ・ジョブズ

アップル創始者のスティーブ・ジョブズは以上のように述べます。

あなたがそこにいる意味は絶対にあります。

あなたがいるだけでも影響与えているはずです。それだけでも充分です。

その活動がいつか絶対に実を結ぶはず!

ゆっくりマイペースでやっていきましょう!!

 

 

ABOUT ME
德永 京將(KYOSUKE TOKUNAGA)
三重県出身。29歳。2021年春から大好きな宮古島に移住。観光情報やライフハックなどゆる〜く更新します。宮古島タイ古式マッサージサロン「furaha」を経営。 >>マッサージHPはこちら

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