昨今、日本ではラグビーブームがジワジワと来ていますね。ことの発端は2015年ラグビーワールドカップ、日本代表の活躍ぶりでしょう。日本代表が強豪、南アフリカを破り、全世界が驚いた。
参照:matome.never.jp
また、五郎丸ポーズといったのも日本で流行語となりましたね。
実は、私もかつてはバリバリのラガーマン(ラグビーをする人)でした。
高校野球の聖地は甲子園。高校ラグビーにも聖地があるのは、ご存知ですか?
高校ラグビーの聖地は大阪にある花園。高校ラガーマンは花園を目標に日々練習に励みます。私も花園を目指す一人の高校ラガーマンでした。
そして、私が高校3年生の時にはラグビー部の主将として、私の高校が22年ぶりに優勝し、花園に出場することができた。
高校2年生の際に主将となり、私は花園へ行くためには変化が必要だと考え、あらゆる行動を起こした。今回はそんな高校時代のラグビー生活を振り返りながら、私が主将として起こした3つの行動と題して紹介していこうと思う。
私が主将として起こした3つの行動
以下が私が主将となって起こした行動だ。
- 監督と深く接する
- ヤンキーを撲滅
- リーダーシップでなくフォロワーシップ
大きく分けるとこの3つだ。それでは詳しく見ていこう。
監督と深く接する
監督の命令は、我々部員は遂行しなければならない。監督。それは絶対的な存在である。しかしながら、高校2年生の私は考えた。
監督が我々選手陣に、練習や規則を命令するのはもちろん当たり前。しかし、我々選手陣の方からも監督に色々と提案するのも良いだろう。いくら恐れられている監督であろうと、我々の考えや意見を言えない関係は良くない。と考えたのだ。
私はさまざまな事を監督に提案した。
提案
- 遠征(練習試合)の回数を増やすこと
- ミーティングの回数を増やすこと
- 公式戦前日は宿に泊まること
私が主将となるまでは、練習試合は月に1、2度程度。ミーティングは練習試合の翌日のみ。公式戦も練習試合と同じ感覚で、当日乗り込みであった。
これらの事を変えていかないとチームが強くならない。と私は考えたのだ。自分でも思うが、当時の私は本当にわがままな主将であっただろう。
監督と深く接する。監督と選手の間に広い壁があってはチームは向上しない
ヤンキー撲滅
私の高校はとても田舎にあるのですが、そんな田舎にもやっぱりいるんですよ。ヤンキーってやつが。現在はどうか分かりませんが、当時はヤンキーな生徒が学校に結構いました。
そして、ラグビー部にもいました。ヤンキー。
私はヤンキーな学生を否定するわけではありません。あれも青春の一つですからね。全然良いと思います。しかし、ラグビー部に在籍していながら、街でヤンキー行為(タバコを吸う)選手には容赦はしませんでした。
なぜ、容赦しなかったかというと、真面目にやっている選手に対してうしろめたかったから。当時は、プレーが上手であれば、いくらタバコを吸おうとも、いくら練習をサボったとしても、試合でスタメンに出れる選手が少数ながらいました。
おそらく何年もこのような環境が続いていたので、
私が主将となってスパンッ!!と、この歴史を無くすことにしたのです。
とある喫茶店で選手の1人が喫煙していたのを目撃した際は、タバコを真っ二つに折るなど。
主将となった私は一年間心を鬼にして過ごしました。
リーダーシップでなくフォロワーシップ
リーダーシップはよく聞きますが、フォロワーシップはあまり聞きなれませんよね。簡単に説明すると、リーダーシップは皆を引っ張っていく力に対し、フォロワーシップは皆を支えていく力になります。
私は主将ながら、実はリーダーシップが全くないんですね(笑)
プレー自体も特に突出していることもなく、口下手。本当に何の変哲も無いただの主将でしたからね。
なんでお前がキャプテンやねん!などと当時はよく言われました。そんな主将についていきたくないですよね。
そう、そこで私は考えた。
皆を引っ張っていく力は俺にはない。しかし、皆を支えていくことはできるでしょ!!と。
選手の悩み、愚痴、意見を聞く
下級生にさりげなく「最近どうなんや~」などと軽く聞いたりしていた。内容が部に大きく関わるようであれば、ミーティングなどを開いたりして、問題を解決していった。
帰宅するのは生徒が全員帰ってから
これむちゃくちゃ大事だと思っています。私の高校のラグビー部は毎日19時前後には、練習が終わり、そこから自主練をするものもいれば、すぐに帰るものもいる。私は一日たりとも自主練を怠る日はありませんでした。
だって、チームのトップである主将が練習を終わると同時に誰よりもは早く帰る。そんなチームが強くなると思いませんよね。もちろん電車やバスなどの関係で、早く帰宅するのは仕方ありませんが、私は他の選手同様、自転車通いでしたからそんなの気にする必要がありませんでした。
1人で居残り練習をして、選手の帰りを見届ける。といったことは主将にとって、とても重要なことだと私は思う。
プレーで引っ張れない分、声で支える
プレーでみんなを引っ張れるような主将。かっこいいですよね。私が考える理想の主将は、チームで最も上手いプレーヤー、チームで最も身体を張るプレーヤーです。
しかし、どちらでもない私。そう、だから私はチームの中で最も声を出して皆を支えようと考えたのだ。
さいごに
おそらく今後の人生で、もうあれほど何かに熱中することはないでしょうね。それほど楽しかった高校3年間。これまで数多くの経験をしてきたが、やはり花園を目指したあの頃が一番楽しかった。
何が何でも花園へ。日々何をどうすれば良いのか考え、そして行動し、変化し、結果として花園に出場することができた。
花園に出場することができた背景理由として、私のとった行動は微々たるものでしょう。はたまた、意味が無かったのかもしれません。
しかし、私は以下のことを胸に刻んで行動していました。
やらない後悔より、やって後悔。
やりたいこと。考えたこと。それらを全て行って終わるのと、
やりたいこと。考えたこと。それらを全く行わずに終わるの。どちらが後悔するでしょう。後者じゃありませんか?
今、何かを変えたいけど、変化するのが怖い。人に迷惑かかるんじゃないだろうか。などと考えるかもしれない。
しかし、私は変化や行動をせずに日々ダラダラと過ごす生活の方が怖い。と考える。
自分の目標や夢を叶わせるには、やはり行動が大事だ。行動すれば、きっと何かが変わり始めますから。きっと夢に近づきますから。
夢が叶った瞬間は本当に嬉しいですよ。
日々変化していきましょう。