はい、じゃんぼー!ケニアで体育教師
Kyosuke(@kyosuke_0724)です。
タイトルを見て驚かれた方もいらっしゃるかと思います。私
教員になる事を辞めました
はじめに
私が海外ケニアで教員を始めた理由は
といったきっかけが始まりでした。
多くの教員志望者は大学卒業後、すぐ日本の教育現場で働くことが一般的です。しかし私は
色々な経験を積んでから教員になった方が魅力的でしょ!と考え、海外に飛び出しました。
こんな私が何故教員になることを辞めたのか。それにはいくつかの理由があります。
ケニアに来て色んな人と関わり視野がもの凄く広がった
ザックリ言うと、これなんです。
視野が広がった
ケニアに来てから今まで出会えなかったような方々とお話する機会がたくさん増えました。
ケニアで起業している人、元警察官、現役教員、現役大手企業に属す方、旅をしながら仕事をしている人、日本の起業家。
本当さまざまな方々とお話をして、自分の視野の狭さに気づくことが出来たんです。
そして、自分に問いただしてみたんですよね。
何が何でも教員になりたい!そんな気持ちになれていない自分に気づきました。では、どうして教員になることを諦めたのか。具体的な理由は以下の3つです。
理由その1:時間が無さ過ぎる
ケニアに来てからもたくさんの教員の方々とお話をしました。ただ皆が口を揃えて言うことがあるんですよね。それがこちら。
教員は
時間が無さ過ぎる
高校時代お世話になった先生も言っていましたね。「今日本で最もブラックなのは”教員“や」
当時は、そっか~ぐらいにしか考えていませんでしたが、いざしっかりと教員の方々にお話を聞くと
それはそれは時間が無いみたいなんですよね。
これ、みんなに見てほしい。https://t.co/7md2hfimZV
— スイミー (@Chonpin_Teacher) October 25, 2019
部活動が本当にブラック
これ本当どうにかなんないんですかね。
教えることが本気で好きで「全国大会目指すぞー!」と意気込んでいる先生は特に問題ないでしょうが、すべての教員がそれほど高いモチベーションを持っているとは限りません。
平日の放課後はもちろんのこと、せっかくの休みの土日でさえ部活動。学校に出向いて生徒を指導しなければならないそうです。さらに酷いのはその際の手当て。これが本当、割りに合わないほど低いそうです。
鬱になってしまいました。
部活がすごく苦痛でした。
休みが全て苦痛の時間に変わりました。
心と身体がぼろぼろになりました。
教科指導や学級経営のために教員になったのに、部活に食い潰されました。
身体がストレスで言うことを聞きません。
授業ができず、自分に価値がなくなってしまいました。— 高校英語教師 (@high_school_JTE) July 9, 2018
管理職面談で、何か要望あるかと聞かれ
部活が加熱しすぎ。朝6:45に来て朝練したり、文科省からの方針を完全無視したりしている。管理職から本校としての方針を出してくれ
と伝えた部活がしたくて教員になった人がいるんだ!その人の気持ちになって考えろ!
って怒られた。この管理職は頼れないな。— 中理 (@qo6dAZF9oHrYef0) November 7, 2018
一生懸命働くのが「美徳」ってのは理解できますが、さすがに好きでもないこと(部活動)やって休日出勤してまで働きたくない
そう思うんですよね。
時間が無さ過ぎる。これが一つ目の理由です。
理由その2:学校の外から関わっていきたい
ケニアで出会った方々は、現役教員の方であったり、元教員の方々が割と多いです。そんな方々と喋っていると、皆が口を揃えてこう言いますね。
- 教育するのが楽しい
- 授業するのが楽しい
教員にとって最も大事な仕事が教育・指導ですもんね。ただ、教育実習に行ってみて分かったんですけれども、私
「指導する」
「授業する」
といった部分に楽しみを全く
感じれませんでした
私はただ【生徒と関わる】【相談に乗ってあげること】が好きだったんです。
別に学校でなくても生徒と関わることが出来る
そして昨今、別に教員ならずとも生徒・学生と関わることができるお仕事はたくさんありますからね。
学童保育指導員なんて毎日と言って良いほど子どもと関わることが出来ます。
今やネットも普及してオンラインで学生と関わることだって出来てしまう世の中ですからね。
「学生に夢を与えたい」
「良い影響を与えたい」
「人の心を動かしたい」これができる職業ってやっぱ
学校の先生かなー。
なんて思ってたけど
今や知らない学生からネットを介して相談されることが多くなった教員って職業に魅力感じてたけど、
教員ならんでも人の心動かすことは
可能な時代— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) July 29, 2018
私自身、月に何度か学生から相談を受けることがあります。
視点を変えて、自分で「学生が集まるコミュニティスペース」なんかを作ってみるのも良いかもしれませんね。
ゲストハウスの広間を放課後に小中高生にむけて開放する(月1000円 1日1杯飲み物無料とか)。
んで、宿泊してくれる人に旅だったり仕事だったり、好きなことだったりについてお話やWSをしてもらう。
それをしてくれた宿泊者には料金を割り引く。みたいなことできへんかな〜#嫁到着まであと1時間
— ネギヤン@南国ティーチャー🏝🇼🇸 (@negiyaaaaaan) August 12, 2018
【夢】
一角は世界中の雑貨販売、世界の絶景写真スペース、共有スペース将来、ある程度稼げるようになったら
部屋1つで世界を体感できるような
空間を作りたい。海外に関心がある学生とか雇って、休みの日は、2泊3日とかで一緒に弾丸タイとか行って海外の魅力を肌で感じさせてあげたいなー pic.twitter.com/3jKvOs1GQk
— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) September 6, 2018
私自身、学校の外で学生と関わっていきたいと思えましたし、もっと広い世界で生きていきたい!そう思いました。
帰国したら教員なるつもりで旅に出たお兄さんが言っていた。
「教員は一つの学校でしか生きられへん。旅中にそれを気づいてん。俺みたいな人間はもっと広い世界で生きなあかんねん!」
と言って起業していた。当時はすげーなーとしか思ってなかったけど
最近その意味がようやく分かってきた pic.twitter.com/e1o3Y6fW1j— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) August 11, 2018
教育が好きじゃなくてただ “学生と関わる” のが好きなだけ。
それだったら学校の外から関われるじゃん!そう思ったのが2つ目の理由になります。
理由その3:幸せになるため
と感じる方もいらっしゃるかと思いますが決してそういう意味ではありません。
が
「教員」といった職に就いてしまうと、私が理想とする「幸せ」を得る事が出来ないと考えたんですよね。
生きる上、仕事をする上では以下のことがとても大切なことだと私は思っています。
何に幸せを感じるか
海外に住んでみて、色々な価値観に触れてみてどういったことが自分にとって幸せなのかを見い出すことができました。
家族と共に過ごす時間が幸せ
私の場合、最も幸せに感じることは家族と多くの時間を過ごすこと。
そう、そうなんですけれども、海外に住んでみて感じた訳なんですよ。ケニアの方なんかは家族と過ごす時間をとても大切にしていますからね。
👨「日本には過労死といって
働きすぎて死ぬ人がいるんだぜ!」👨🏿「働きすぎ?なんだよそれ!
クレイジーかよ🤣
で、残された家族はどうなるんだ?
そもそも家族と過ごす時間はあるのか?
家族にはどんなサービスを与えてるんだ?
家族が…家族が…」ケニア🇰🇪の好きな所
「家族主義」— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) June 23, 2018
週末休みの日なんかは地元に帰って海水浴。週末ディズニー、二泊三日で沖縄旅行、仲良い家族と一緒にキャンプ。
子ども達とガッツリ時間を共有することが私にとって一番の幸せだろうなと思いました。
教員になってしまうと、この自分にとっての幸せを現実化するのは難しいと考えたのです。
給料はまあまあ貰えるけど休みが全然ない仕事。
給料はそこまで多くないけど定時あがり土日休みの仕事。
どっちを取るか言われたら俺は絶対に後者。
— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) July 25, 2018
幸せになるため。コレが3つ目の理由になります。
さいごに
- 時間が無さ過ぎる
- 学校の外から関わっていきたい
- 幸せになるため
以上3つ。私が教員を諦めた理由になります。
教員は本当にやりがいのある仕事だと思います。
私がこういった人格が形成できたのも、これまで出会った教員のおかげですからね。
しっかり大学も卒業し、教員を夢見て教員免許を取得した私ですが、今の日本の教育現場で毎日楽しく過ごすことは到底無理だろうなと感じました。
人生なんてシンプルですからね。やりたいと思わない事はやらなくても良いんです。
せっかく必死に勉強して看護師なったのに辞めるなんて考えられない。
とか考える人たくさんいると思うけど、そんな事言ってたらマジで残りの人生(時間)を無駄にするだけ。
合わんな思ったらこの方みたいに辞めて良いんよね。
自分の心の声に従って生きるんが
イチバン!!! https://t.co/Eh9FGldTIM— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) September 20, 2018
ケニアに行く前、親に
と言って日本を飛び出したので、この事を知ると親もビックリするかもしれませんね。
ただ、自分のやりたい事をやっている事が一番の親孝行だと私は思っています。
いや、ホンマにそれ。
「今はちょっと〜」とか
「お金が〜」とか
「親に何て言われるか〜」とか
「嫌われたらどうしよ〜」
などの言い訳並べて自分がやりたい事を避けてたらホンマに死ぬ時後悔する。
やりたい事はやったら良いし
やりたくない事はやらんで良い。
別に人に嫌われた所で死にはせん https://t.co/kjiFeuUaXJ— Kyosuke @ケニアで体育教師🇰🇪 (@kyosuke_0724) November 13, 2018
教員諦めてどうすんの!私のことをよく知る方々はこう疑問に思うでしょうね。それはまた別の機会に記事で話そうかと思います…..
という訳で今回も最後までご覧頂きありがとうございました!
人生は一度きり!自分が何をしている時にワクワクするか。どんな時に幸福を感じるか。そこを追求していきましょう!
ではでは